PC床版の新規継手研究

HSプレストレスジョイント工法

阪神高速道路株式会社、清水建設株式会社、ユニタイト株式会社、住友電気工業株式会社、
昭和コンクリート工業株式会社 5社共同研究によるものです。

大規模更新事業におけるプレキャスト床版の橋軸方向継手には、ループ継手が標準的に使用されてきました。しかしながらこの技術には、ループ形状による最小床版厚さの制限 (Min220mm)、現場作業の省力化、耐久性の懸念など、改善の余地が残されていました。 このような状況を鑑み、急速施工が可能で、かつ接合部にプレストレスを導入することにより、止水性、疲労耐久性が向上する HSプレストレスジョイント工法の技術開発を実施しました。

特長01

床版を薄肉構造 にでき、従来のPCa 床版に比べて 20%程度の軽量化を実現。これにより、荷重が既存の RC 床版と同等となり、鋼主桁や下部構造の構造安全性の検証作業や補強工事が不要となりました。

 t=180mm , f ck=70N/m㎡

特長02

オスボルトを緊張し、接合部にプレストレスを導入することにより、止水性・疲労耐久性が向上しました。

特長03

スリット付き楔 ( コマ ) によりオスボルトとメスボルトをワンタッチで接合でき、さらにオスボルトをプレグラウト樹脂で被覆することにより、グラウト作業を省略できるため、急速施工が実現できます。

性能実験

本継手構造を床版更新に適用するにあたり、各種の要素試験、実物大の施工性確認実験により性能を確認しました。

押し込み試験

床版接合時必要な引寄せ力を照査するため、1本あたりの押込み力平均 23.5kN を確認しました。

引き抜き試験

設計引張荷重 817kNまでの引抜き試験を実施し、同時にその荷重に対する接合部・ボルト部の変位を確認しました。

施工手順

※HSPJ床版:HSPJを適用したPCaの床版

STEP1

  • 第n-1番までのHSPJ床版架設完了
  • 架設用H鋼設置、高さ調整
  • 受台設置
    • 架設用H鋼とHSPJ床版の上面をテフロン加工

STEP2

  • 第n番のHSPJ床版架設
    • 接着剤及びセッティングビームを事前に取り付け
    • セッティングビーム下面をテフロン加工、上面に浮上がり防止装置を設置

STEP3

  • 第n番の HSPJ 床版の引き寄せ
  • 第n番と第 n-1番の HSPJ 床版をワンタッチ接合

STEP4

  • HSPJ床版の一体化(プレストレス導入)
  • 第n番のHSPJ床版の高さ固定
  • 架設用H鋼の盛替え、高さ調整
  • 受台設置(架設用H鋼とHSPJ床版)

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